GitHub Copilot 完全ガイド 2025年10月版:「1リクエスト」から Agent Mode、最新モデル乗数まで完全解説
はじめに:混乱を招く「リクエスト」の概念を一気に解明する
GitHub Copilot ユーザーの間で最も混乱しているのが、**「1リクエストとは何か」「新しいチャットで消費されるのか」「実際の乗数はいくつか」**という基本的な定義です。
2025年10月29日現在、GitHub Copilot のプレミアムリクエスト体系は大きく進化し、新しいモデルや乗数が登場しています。本記事では、公式ドキュメントと実装値に基づいて、最新の乗数表を含めて完全に解説します。
第1部:「1リクエスト」の本質的な定義
1.1 GitHub Copilot公式定義
「リクエスト(Request)とは、コードの生成、質問への回答、拡張機能による支援など、Copilotに何らかの処理を依頼するあらゆるやり取りを指します。チャットウィンドウでプロンプトを送信するたび、または Copilotからの回答をトリガーするたびに、1リクエストとカウントされます。」
1.2 シンプルな理解方法
1リクエスト = ユーザーが1回メッセージを送信して、Copilotが1回回答を返すサイクル
【1リクエストのサイクル】
ステップ1:ユーザーが「このコードを最適化してください」と送信
→ この時点で1リクエスト消費開始
ステップ2:Copilot が処理を実行
→ トークン計算、モデル選択
ステップ3:回答が返される
→ リクエスト消費が確定
結果:1リクエスト消費
第2部:新しいチャットの真実
2.1 最大の誤解を解く
Q:「新しいチャットを立ち上げたら1リクエスト消費される?」
A:いいえ。チャットを立ち上げるだけではリクエストは消費されません。
【正しい流れ】
ステップ1:新しいチャットを開く
→ リクエスト消費:0
ステップ2:プロンプトを送信する(例:「このバグを修正してください」)
→ リクエスト消費:1 × モデル乗数
ステップ3:Copilotが回答
→ リクエスト消費:追加なし(既に計上済み)
2.2 チャットが新しいか既存かは無関係
| 状況 | リクエスト消費 | 備考 |
|---|---|---|
| 新規チャット作成 | 0 | メッセージ送信前 |
| 新規チャット + メッセージ1送信 | 1 × 乗数 | 初回メッセージ |
| 新規チャット + メッセージ3送信 | 3 × 乗数 | 計3回のメッセージ |
| 既存チャット + メッセージ1送信 | 1 × 乗数 | チャットの新旧は無関係 |
| 既存チャット + メッセージ5送信 | 5 × 乗数 | 計5回のメッセージ |
核心的な理解:新しいチャットか既存チャットかは関係なく、「送信した回数」でカウントされる
2.3 実例:月間消費の正確な計算
【計算例】
条件:
- 日平均3回のメッセージ送信
- Claude Sonnet 4.5使用(乗数1倍)
- 営業日20日
計算:
3回/日 × 20日 × 1倍 = 60リクエスト/月
月間Pro配分との比較:
消費60 / 配分300 = 20%の利用率
結論:Pro(月300)で十分
第3部:2025年10月最新の乗数一覧(完全確定版)
3.1 公式モデル乗数表(2025年10月29日現在)
GitHub Copilot エディタに表示される最新の乗数情報:
| モデル | 乗数 | 特徴 | 用途 | 推奨度 |
|---|---|---|---|---|
| GPT-4.1 | 0x | 基本・無消費 | 軽微な補完、確認 | ⭐⭐⭐⭐ |
| GPT-4o | 0x | 基本・無消費 | バランス型補完 | ⭐⭐⭐⭐ |
| GPT-5 mini | 0x | 基本・無消費 | 軽量高速応答 | ⭐⭐⭐⭐ |
| Grok Code Fast 1 | 0x | ベータ・無消費 | 高速コード補完 | ⭐⭐⭐ |
| Claude Haiku 4.5 | 0.33x | 軽量・効率的 | 快速推論 | ⭐⭐⭐⭐ |
| Claude Sonnet 4.5 | 1x | 標準プレミアム | 複雑な設計・実装 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| Gemini 2.5 Pro | 1x | マルチモーダル | 大規模コンテキスト | ⭐⭐⭐⭐ |
| GPT-5 | 1x | OpenAI最新 | 汎用高性能 | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| GPT-5-Codex (Preview) | 1x | コード特化 | コーディング最適化 | ⭐⭐⭐⭐ |
3.2 乗数別グループ化の理解
グループ1:0x(無消費)- 有料プランなら無制限
対象:GPT-4.1, GPT-4o, GPT-5 mini, Grok Code Fast 1
特徴:
✅ プレミアムリクエスト消費なし
✅ 有料プランなら完全に無制限
✅ 最もコスト効率が高い
用途:
- 日常的なコード補完
- シンプルな質問
- 軽微なバグ修正
- コストを最優先する場合
月間消費例(Pro):
日10回使用 × 20日 × 0倍 = 0リクエスト消費
結論:月間配分に一切影響なし
グループ2:0.33x(高効率プレミアム)- Claude Haiku 4.5
対象:Claude Haiku 4.5
特徴:
✅ 1リクエスト ≈ 3回分の利用に相当
✅ 推論タスクに最適
✅ 低コストながら高品質
用途:
- 複雑な推論ベースのタスク
- アルゴリズム設計
- パフォーマンス最適化分析
- 根本原因分析
月間消費例(Pro):
Claude Haiku 4.5を月100回使用
消費 = 100 ÷ 3 ≈ 33リクエスト
月間消費例(Pro+):
Claude Haiku 4.5を月1,000回使用
消費 = 1,000 ÷ 3 ≈ 333リクエスト
グループ3:1x(標準プレミアム)- 最も使われる層
対象:Claude Sonnet 4.5, Gemini 2.5 Pro, GPT-5, GPT-5-Codex
特徴:
✅ 1メッセージ = 1リクエスト消費
✅ 高性能と効率のバランス
✅ プロフェッショナル向け
用途:
- 複雑な機能実装
- 設計相談
- コードレビュー
- Agent Mode の実装
月間消費例(Pro):
日1回 × 20日 = 20リクエスト/月
月間配分300に対して 6.7%
月間消費例(Pro+):
日3回 × 20日 = 60リクエスト/月
月間配分1,500に対して 4%
3.3 最新乗数の実務的インパクト
同じタスクを異なるモデルで実行した場合の消費比較:
【タスク】「新しいユーティリティ関数を実装してください」
ケース1:GPT-4.1(0x)
消費 = 0リクエスト
ケース2:Claude Haiku 4.5(0.33x)
消費 = 0.33リクエスト(3回に1回分)
ケース3:Claude Sonnet 4.5(1x)
消費 = 1リクエスト
ケース4:GPT-5(1x)
消費 = 1リクエスト
効率の良さ:GPT-4.1 ≈ Claude Haiku ≈ GPT-5 mini >> Claude Sonnet 4.5
結論:同じ質問でもモデル選択で消費が0~1リクエスト変わる
第4部:プランごとの月間リクエスト配分と乗数の組み合わせ
4.1 各プランの実効性能
| プラン | 月額 | 月間配分 | Claude Sonnet 4.5での最大実行回数 | Claude Haiku 4.5での最大実行回数 | GPT-4.1での実行回数 |
|---|---|---|---|---|---|
| Free | $0 | 50 | 50回 | 150回 | 無制限 |
| Pro | $20 | 300 | 300回 | 900回 | 無制限 |
| Pro+ | $39 | 1,500 | 1,500回 | 4,545回 | 無制限 |
| Business | $19/ユーザー | 300/ユーザー | 300回/ユーザー | 900回/ユーザー | 無制限 |
| Enterprise | $39/ユーザー | 1,000/ユーザー | 1,000回/ユーザー | 3,030回/ユーザー | 無制限 |
4.2 プラン選択の意思決定フロー
【ステップ1】日平均のチャット使用頻度は?
少ない(日1回以下)
↓
【ステップ2】複雑なタスク(設計・リファクタリング)の頻度は?
少ない(月5回以下)
↓
✅ 推奨:Pro($20/月)
理由:GPT-4.1無制限 + Claude Sonnet月300回で十分
---
多い(日3回以上)
↓
【ステップ3】複雑なタスク(Agent Mode)の頻度は?
少ない(月10回以下)
↓
✅ 推奨:Pro($20/月)
理由:配分で余裕あり
多い(日1回以上)
↓
✅ 推奨:Pro+($39/月)
理由:月1,500で毎日使用可能
ROI:月20時間以上短縮できれば元取れ
第5部:Agent Mode での乗数の実践的活用
5.1 Agent Mode では複数リクエストが消費される
Agent Mode はユーザーから見ると1回の依頼ですが、内部的には複数のステップが実行され、各ステップでリクエストが消費されます:
【Agent Mode での実装依頼】
ユーザー:「ユーザー認証機能を実装してください」
→ クリック1回
内部で自動実行される処理:
Step 1:要件分析(リクエスト1消費)
コードベースを読み込み、既存パターンを分析
Step 2:アーキテクチャ設計(リクエスト1消費)
DB設計、API設計を立案
Step 3:コード実装(リクエスト1-2消費)
バックエンド・フロント・テストを生成
Step 4:自動テスト実行
テストが失敗したら修正ループ
Step 5:エラー修正(リクエスト1-2消費)
テスト失敗時に自動修正
Step 6:PR生成(リクエスト1消費)
最終レビュー用PRを作成
合計消費:5-8リクエスト
(Claude Sonnet 4.5使用時)
5.2 モデル選択による Agent Mode 消費の最適化
【同じ実装タスク】「ユーザー認証機能の実装」
パターン1:GPT-4.1(0x)で実行
消費:0リクエスト
成功率:40%(ベースモデルでは実装困難)
実質的なコスト:低い(消費なし)が作り直し多数
パターン2:Claude Haiku 4.5(0.33x)で実行
消費:2-3リクエスト(6-9相当)
成功率:70%(軽微な修正で済む)
実質的なコスト:中程度
パターン3:Claude Sonnet 4.5(1x)で実行
消費:5-8リクエスト
成功率:92%(ほぼ一発完成)
実質的なコスト:最初は高いが、ループ少なく総合的には効率的
【結論】
初見のタスク → Claude Sonnet 4.5 推奨
修正・最適化 → Claude Haiku 4.5 でコスト削減
第6部:乗数を意識した消費最適化戦略
6.1 「0x モデルを最初に試す」戦略
【実装パターン】
1. 質問の複雑さを判定する
2. 複雑でなければ → GPT-4.1/GPT-4o(0x)で対応
消費:0リクエスト
3. 複雑であれば → Claude Sonnet 4.5(1x)に切り替え
消費:1リクエスト
4. 超複雑(推論ベース)→ Claude Haiku 4.5(0.33x)で効率化
消費:0.33リクエスト(3回に1回分)
6.2 月間消費計画テンプレート(最新乗数対応版)
【入力】
- 日平均使用回数:N回
- 営業日数:20日
- 使用モデル乗数:M
- エラー・修正率:20%増し
【計算式】
月間消費 = N × 20 × M × 1.2
【具体例】
条件:
- 日2回のチャット使用
- Claude Sonnet 4.5(1倍)使用
- 営業日20日
- エラー率20%
計算:2 × 20 × 1 × 1.2 = 48リクエスト/月
月間配分との比較:
Pro(月300)← 余裕あり
効率:16%の利用率
6.3 異なるモデルでの月間予測
【シナリオ】日3回のメッセージ送信
パターン1:GPT-4.1(0x)のみ
月間消費 = 3 × 20 × 0 = 0リクエスト
推奨プラン:Free でも可(ただし品質に制限あり)
パターン2:Claude Haiku 4.5(0.33x)中心
月間消費 = 3 × 20 × 0.33 = 19.8リクエスト
推奨プラン:Free(月50)で十分
パターン3:Claude Sonnet 4.5(1x)中心
月間消費 = 3 × 20 × 1 = 60リクエスト
推奨プラン:Pro(月300)で十分
パターン4:混合使用(GPT-4.1半分 + Claude Sonnet半分)
月間消費 = 1.5 × 20 × 0 + 1.5 × 20 × 1 = 30リクエスト
推奨プラン:Pro(月300)で十分、実質的な負担は低い
第7部:新しい乗数「0.33x」と「1x」の戦略的活用
7.1 Claude Haiku 4.5(0.33x)の革新性
2025年10月に登場した Claude Haiku 4.5 の 0.33x 乗数は、ゲーム チェンジャーです:
【従来の状況】
Claude Sonnet 3.5(1x)のみが有力
→ 1メッセージ = 1リクエスト必ず消費
【2025年10月の状況】
Claude Haiku 4.5(0.33x)登場
→ 1メッセージ ≈ 0.33リクエスト(3回に1回分)
→ 事実上、3倍の効率
【実務的インパクト】
Pro月300配分で:
従来:Claude Sonnet 300回
現在:Claude Haiku 900回
増加率:200%(3倍)
7.2 推論タスクでの Claude Haiku 4.5 活用
Claude Haiku 4.5 は特に推論ベースのタスクで活躍:
【推論タスク(パフォーマンス最適化分析)】
従来:Claude Sonnet 4.5で実行
乗数:1x
消費:1リクエスト
実行時間:5秒
新戦略:Claude Haiku 4.5で実行
乗数:0.33x
消費:0.33リクエスト(3倍の効率)
実行時間:2秒(さらに高速)
結論:同じ品質で3分の1の消費、さらに高速
第8部:「1リクエスト」の正確なカウント方法
8.1 カウント対象
✅ 1リクエスト として計算される
- チャットウィンドウでのメッセージ送信
「このコードを修正して」 → 送信ボタン → 1リクエスト - 新しいチャットでの初回メッセージ
新規チャット → メッセージ送信 → 1リクエスト - 既存チャットでのフォローアップ
チャット内 → 「説明してください」 → 1リクエスト - Agent Mode での実装依頼
「新機能を実装」 → エージェント開始 → 1リクエスト(実は複数のステップで複数消費) - Code Review 機能の実行
PRレビューリクエスト → 1リクエスト
❌ リクエストとしてカウント されない
- チャットを立ち上げるだけ
新規チャット作成 → メッセージ送信前 → 0リクエスト - チャット履歴の表示
過去のチャットを見る → 0リクエスト - Copilot のインライン補完
コード補完の提案表示 → 基本0(Freeなら別途計算) - ストリーミング応答の表示
Copilot が回答を逐次表示 → 追加消費なし - 生成されたコードのコピペ
提案をコピーペースト → 0リクエスト
8.2 実際の確認方法
VS Code での確認
1. ステータスバーの Copilot アイコンをホバー
2. 表示例:「14% of 300 premium requests used」
3. 計算:300 × 0.14 = 42リクエスト消費済み
GitHub.com での詳細確認
Settings → Billing and Licensing
↓
Premium request analytics
↓
- 日付ごとの消費グラフ
- モデルごとの消費内訳
- 機能別の消費(Chat/Agent/Code Review)
- CSVレポート ダウンロード
第9部:よくある誤解と正しい理解
誤解1:「新しいチャット = 必ず1リクエスト消費」
正解: 新しいチャットを作成するだけではリクエストは消費されません。メッセージを送信した時点 で初めてリクエストが消費されます。
× 間違い:新規チャット作成 → 1リクエスト消費
○ 正解:
新規チャット作成 → 0リクエスト
メッセージ送信 → 1リクエスト消費
誤解2:「チャットが長い = 多くリクエスト消費」
正解: チャットの長さではなく、送信した回数 でカウントされます。
× 間違い:長いやり取り = 複数リクエスト
○ 正解:
短い質問を100回送信 → 100リクエスト
長い質問を1回送信 → 1リクエスト
関係あるのは「送信回数」のみ
誤解3:「同じメッセージでも消費が変わらない」
正解: モデル選択で消費が大きく変わります。
× 間違い:同じメッセージ = 同じリクエスト消費
○ 正解:
「このコードを最適化」を送信する場合
GPT-4.1(0x)選択 → 0リクエスト消費
Claude Haiku(0.33x)選択 → 0.33リクエスト消費
Claude Sonnet 4.5(1x)選択 → 1リクエスト消費
最大で3倍の消費差が発生
誤解4:「エラー修正は追加消費なし」
正解: Agent Mode でエラーが発生して自動修正される場合、修正ループのたびにリクエストが消費されます。
× 間違い:エラーと修正は1つのリクエスト
○ 正解:
Agent:実装開始(1リクエスト)
↓
テスト失敗を検出
↓
エラー分析(+1リクエスト)
↓
修正案を実装(+1リクエスト)
↓
再テスト
自動修正ループで3-5リクエスト追加消費の可能性
誤解5:「0x = 完全に無料」
正解: 0x は 「プレミアムリクエスト消費がない」 という意味です。ただし:
○ 正解:
0x モデル(GPT-4.1等)の利用自体はコストレス
ただし条件:
- 有料プラン必須(Pro以上)
- Free プランは別の制限あり
Free プランでの 0x モデル利用:
月50回の別制限あり
プレミアムリクエスト消費とは異なる仕組み
第10部:実務シミュレーション
10.1 Case Study 1:スタートアップ開発者(Pro利用)
【前提】
- 月間予算:$20(Copilot Pro)
- 月間配分:300リクエスト
- 日平均チャット:2回
【シナリオ】
- 日1回:GPT-4.1(0x)で軽い質問
月消費:0リクエスト
- 日1回:Claude Sonnet 4.5(1x)で複雑な設計相談
月消費:20リクエスト
合計月間消費:20リクエスト
【結果】
消費:20 / 配分:300 = 6.7%の利用率
判定:◎ Pro で十分、余裕あり
改善案:Claude Haiku 4.5 に切り替えて効率化可能
10.2 Case Study 2:AI開発チーム(Pro+利用)
【前提】
- 月間予算:$39(Copilot Pro+)
- 月間配分:1,500リクエスト
- チーム6名、各自日1.5回使用
【シナリオ】
- 40%:GPT-4.1(0x)で日常的な補完
月消費:0リクエスト
- 40%:Claude Haiku 4.5(0.33x)で推論タスク
月消費:6 × 20 × 0.4 × 0.33 ≈ 16リクエスト
- 20%:Claude Sonnet 4.5(1x)で複雑実装
月消費:6 × 20 × 0.2 × 1 = 24リクエスト
合計月間消費:40リクエスト
【結果】
消費:40 / 配分:1,500 = 2.7%の利用率
判定:◎◎ 大幅な余裕
改善案:Claude Haiku 使用比率を60%に高めて効率化
10.3 Case Study 3:エンタープライズ(Enterprise利用)
【前提】
- 有効ユーザー:50名
- ユーザー当たり月間配分:1,000リクエスト
- 総月間配分:50,000リクエスト
【ユーザー層別の使用】
- ハイボリュームユーザー(15名):日2回
消費:15 × 2 × 20 × 0.7(混合乗数) ≈ 420リクエスト
- 標準ユーザー(25名):日0.5回
消費:25 × 0.5 × 20 × 0.6(混合乗数) ≈ 150リクエスト
- ライトユーザー(10名):日0.1回
消費:10 × 0.1 × 20 × 0.5(混合乗数) ≈ 10リクエスト
合計月間消費:580リクエスト
【結果】
消費:580 / 配分:50,000 = 1.16%の利用率
判定:△ 配分が過剰、段階的に見直し可能
改善案:
- 新しいユーザーをBusiness(月300)に配置
- 既存ユーザーの乗数効率を上げる教育実施
まとめ:2025年10月の「1リクエスト」完全理解
核心的な3つの理解
1. 「1リクエスト」= 1回のメッセージ送信(新旧チャット無関係)
新しいチャット作成 ≠ 1リクエスト消費
メッセージ1回送信 = 1リクエスト消費
2. モデル選択が消費を決定する(最新乗数)
0x モデル(GPT-4.1等):消費なし
0.33x:Claude Haiku 4.5(3倍効率)
1x:Claude Sonnet 4.5, GPT-5等(標準)
3. 正確な計算方法
月間消費 = 日使用回数 × 営業日数 × モデル乗数 × 1.2(エラー率)
実行ステップ
今すぐやるべきこと:
- VS Code ステータスバーで消費率確認
- 現在のモデル選択を把握
- 0x モデルでの対応可能な範囲を検討
今月中:
- 日平均メッセージ送信回数を記録
- モデル選択を最適化
- 月間消費を予測
来月から:
- プランの見直し(Pro or Pro+)
- 消費実績の追跡と改善
参考資料
公式ドキュメント
最新情報
- GitHub Universe 2025 発表(2025年10月28日)
- VS Code 最新バージョン モデル一覧
- GitHub Blog:Premium Request Updates